道南の話題やLive2D等のデザイン・イラスト話をつれづれ。

【PBW】という世界で広がる、あなただけのキャラクターの物語があることを伝えてみたい。

と言いつつ、この記事に辿り着いてくれた人の多くは「PBW」に参加経験あり。が大多数だろうことは承知の上で、でも本当に「初めて」の人のために定番メニューから参ります。

「PBW」って何?

雑誌の読者参加型ゲームにも用いられるPBM(プレイバイメール)の発展形である。
基本料金は無料で、必要に応じて課金されるのが一般的となっている。

以下のような流れを繰り返してゲームが進行する。 ・各シナリオごとに、参加プレイヤーがそれぞれ行動宣言をフォームなどで送信する。
・運営側がそれらの行動宣言をまとめた結果を文章にして発表する。

キャラクター造形や行動宣言の自由度が高く、キャラクター独自の物語を作り出すことが出来るのが大きな魅力である。

PBWとは (プレイバイウェブとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
ニコニコ大百科は最新タイトルも掲載されていたので、上記をご紹介。
わかりやすく概要がまとめられていて、私が語るよりも早い。すごい。
ラウ(PL/PC)
PB○」というワードに馴染みがある人はピンときたかも。
まぁ、CとかTの界隈はやや繊細な部分もあるからこの辺で。他にも…
  • なりきり
  • 一次創作
  • うちの子/よその子
  • TRPG
  • 定期更新型ネットゲーム
  • ブリタニアの民よ、エンターテイナーたれ
…というワードでピンとくる人には刺さる世界だと思うんだ。なので知らなかった人に、楽しむための新たな選択肢の一つとして紹介したい。
「気になっているけど、まだ踏み出せてない」という誰かとも出会いたい。

ってことで、解説もPBWページらしく(?)会話形式を織り交ぜていくよ。
主に 「プレイヤー (PL)」視点を担当する、ラウです。よろしくね。

なお、プレイヤーキャラは「キャラ」や「PC」と略していくよ。
ところで自キャラ同士の会話形式って、よくある古の黒歴史スタイルじゃないですか。
でも気にしたら負けなので心を強くもって進めます。
吉井(CR)
PBWでは大きく分けて「運営」「プレイヤー」「クリエイター」がいます。
運営が場(世界観やシステム等)を用意し、プレイヤーがそこで遊ぶ。
クリエイターは、より楽しく遊ぶための手助けをする。

今回、ここで主に説明するのは「プレイヤー」と「クリエイター」です。
役割分担した方がわかりやすいかと思い、登場いたしました。
執筆者の代理で「クリエイター」視点を担当する吉井(よしい)です。

「うちの子」「よその子」好きには特に知ってほしい

一次創作クラスタにはお馴染みの「うちの子」「よその子」ですが…
そう、PBWでは登録したキャラで幅広い楽しみ方を出来るのが魅力!
こんな人には特にオススメ!
  • キャラ考えるのは好きだけど細かな世界設定は乗っかりたい
  • うちの子の姿を具現化したい。つまりイラスト化したい
  • うちの子の声が聴きたい。つまりボイスを付けたい
  • うちの子が小説の中で動いてほしい。つまりノベライズ希望
  • うちの子を動かして、よその子と気軽に交流したい
  • うちの子を動かして、色々な冒険・体験をして物語を生み出したい
  • プレイヤーの代理として登録したキャラで難しい依頼を攻略したい
うちの子/よその子でロールプレイする人が多いのが特徴ではありますが、もちろん「登録キャラは依頼を攻略するための単なる背後の代弁者」というスタンスでもいいんです。自由!

こんなに色々な楽しみ方があるので、これ系が刺さるクラスタに広まって欲しいなぁ…という単純な欲求で書き下ろしました「PBWもっと広まれ」記事。

立場や経験によって、他のプレイヤー・クリエイターとは異なる見解・意見も述べているかもしれませんが、そんな見方もあるんだな。ぐらいで流していただけましたら幸いです。

PBWって一般的なソシャゲ等と何が違うの?

ラウ(PL/PC)
運営プレイヤーがいるのは他ゲームでも大体そうだよね。
MMORPGでもソシャゲでも。
ここに「クリエイター」が入ってくるのがPBWの大きな特徴?かな?
吉井(CR)
最大の特徴かもしれないですね。
良い時代になったもので、今なら「Skeb」や「SKIMA」「ココナラ」などで自分が考えた創作キャラのイラストやアイコンを発注することは可能ですが…
PBWは一式、全て揃って楽しめる環境かなと。
ラウ(PL/PC)
SKIMAとかも、TRPGオンセ用の立ち絵キャラ受発注もよく見かけるしね。

まーPBWの場合は「ハッピーセット」感があるかなぁ。
そのサイト1か所でキャラを動かして、交流して、イラストやノベル、ボイス等を発注して、冒険や依頼に出かけられたりもする…っていうのは正直ラク。

あと、ぶっちゃけ相場はPBW界隈の方がお手頃感あるよね!
吉井(CR)
そんなズバッと。我々、登録クリエイターからしてみれば相場が安めなのは複雑なところでもあるんですが……
吉井(CR)
PBWは独特のバランスというか。

説明が難しいんですが、お互いが楽しみながらもやっていけるラインを模索・努力の上で設定された相場という感じですね。
その辺り、某PBWサイトの運営者さんが興味深い記事を綴っていてお勧めです。

まぁ、「PBWクリエイター」という環境でしか味わえない独特の楽しみや高揚感が得られるから止められないんですよねぇ…僕、10年ぐらいやってます。
商業の仕事をこなす傍ら、PBWで描き続けているプロの方も多いんですよ。
ちなみに、ここで言う「クリエイター」の主な例です。
あくまでも「例」として挙げているので、そのあたりご留意ください。
クリエイター例
  • ゲームマスター(依頼参加PLの行動宣言を判定し、その結果をPCの物語として綴る人)
  • ライター(PLの発注内容を元に、PCの物語を綴る人)
  • イラストレーター(PLの発注内容を元に、PCイラストや背景その他を描く人)
  • ボイスアクター(PLの発注内容を元に、PCの台詞等に声をあてる人)
ラウ(PL/PC)
ゲームマスター(GM)は運営側と見なすこともあるね。
その世界の主軸となる物語やセッティングは、運営とゲームマスターで話し合って進めることもあるそうだから。

人狼ゲームやTPRGも、GMは運営側…みたいな立ち位置に近い?かな?
でも「プレイヤーと共に物語を紡ぐ」という在り方は同じだと思う~。

【プレイヤー視点】キャラとして遊ぶということ

正直、楽しみ方は千差万別なので固定観念その他を植え付けるような発言は避けたいところですが、そんな器用なことはできないので思ったまま、つらつらと綴ります。
あくまでプレイヤーの一人としての話と割りきっていただければ!
ラウ(PL/PC)
PBW歴そのものは10年ないかも、なプレイヤーです。
でも、PBのC時代からカウントすれば、かなり長く遊んでるかなぁ…
単に長いだけで未だに初心者っぽさは抜けないけど。楽しめればいっかな。

PCを動かすにあたっては、色々なスタンスがあったりするよね。
PCを動かす際のPLのスタンス例
  • 自己投影タイプ(PCはPLの分身!PCへの没入感が強い)
  • うちの子タイプ(うちの子です、よろしくお願いします。の親御さんタイプ)
  • 監督/管理タイプ(PCはあくまで自分が管理する登場人物)
ラウ(PL/PC)
俺は「自己投影」と「監督/管理」が半々ぐらいかなぁ…多分。
PLの性格とだいぶ乖離したPCの場合は「うちの子」タイプにもなったり。

TRPGプレイヤーはよく経験すると思うけど「設定が生える」のはザラだよね。
一人の世界では生まれなかったであろう設定や、自分でも想定していなかった自PCの別の顔、思いがけない感情なんかも発掘できて面白い。

自分のキャラが、他のPCとの会話や依頼の経験で深掘り、肉付けされていく。
あの独特の感覚を味わいやすいのが、PBWの魅力!
(※個人の感想です)
ラウ(PL/PC)
あとやっぱり、自分のキャラにイラストがついて、ボイスがついて、ノベルの中で動いて…というのは最高。最高オブ最高!

「やべーな、俺。生きてるわ」
「あなたが神か。知ってた」

ってなる、あの高揚感をぜひ味わってほしい。
ちなみにイラストやノベルも「誰かと一緒にまとめて発注」という商品もあるので友人と記念イラストだとか、イベント参加ノベルだとか一緒に楽しめるよ!

ぼっち? なぁに、問題ない。
中には「見知らぬ誰かとご一緒したい、という人がソロで頼むと、ライターさんが良い感じにまとめてくれる」ノベルを楽しめる企画とかもある。

どのPBWでも必ず用意されている商品というわけではないので注意

キャラクター登録は無料だし、いくつものサイトでいくつもの世界観があって楽しい。
参加(キャラ登録)の敷居そのものは各サイト、とっても低く設定してくれてるので、気になったら飛び込まないともったいない!と思います。
ラウ(PL/PC)
最大の敷居は、キャラ作成時に湧いて出る自分のこだわり☆
それな。とセルフツッコミするしかない。完璧主義もいいんですが、登録後にも編集可能な項目はありますので、程々のところでとりあえず飛び込むのも手…じゃないといつまでも足止めに!
逆に「初期登録後、変更不可」な項目があることも多いのでご注意を。
ラウ(PL/PC)
参加の敷居そのものは低いけど、その前に読んでおきたいのが、
  • 世界観(最初にこれ見て参加PBWを決めると思うので)
  • 利用規約 最重要
  • 遊び方/システムなど(戦闘ルールや判定方法は依頼参加するなら必読)
  • 発注可能商品(特に、ノベル・ボイスが頼めるのは一部のPBWだけ!)
  • 課金方法(商品発注や依頼参加するならチェックしておきたい)
このあたり…かな?
ラウ(PL/PC)
キャラクター登録についてはここで説明するよりも別途、実際に登録する流れをレビューして紹介する方がわかりやすそう…
ちょうど、ほぼ初心者といえる友人がいるので、一緒にキャラ登録をしてこよ。
ということで次回「【PBW】キャラクター登録してみよう」的な記事をまとめたいと思います!
登録先は『アルパカコネクト』さんが運営する「東京インソムニア」の予定。

【クリエイター視点】PBWで受注するということ

プレイヤーの一人としては「登録クリエイターさんが増えれば、それだけ発注の幅が広がる!」と思うので、クリエイター登録するか迷ってる人のためにこちらの視点でも触れておきます。
結構、ぶっちゃけてる。
吉井(CR)
僕が初めて他PCのプロフィール画像を受注したのは、定期更新型ネットゲームが最初でした。もう…20年ぐらい前じゃないですかね………
ちなみに定期更新型ネットゲームも「Play By Web」の仲間です。

その頃はリアルマネー取引こそはありませんが、ゲーム内のアイテムや「鍛治枠」(生産系の発注枠は競争率が高かった)との交換で引き受けてましたね。
吉井(CR)
そんな僕がやがてPBWに辿り着くのは当然だったかもしれません。
お察しかと存じますが、僕は「イラストレーター」として登録しており、プレイヤーさんの大事なキャラクターの絵姿を中心に描いてます。
※背景メイン、アイテム中心…という方もいらっしゃいます

皆さん、それぞれ己のPCへの思い入れやこだわりがあり、それが発注文として届くわけです。あ、発注内容の文字数は制限があるのでご安心を。

これらを拝読するのが、また楽しいんです。少なくても僕はとても楽しい。
作業の流れとしては「Skeb」の方が近いかと思います。
「SKIMA」や「ココナラ」では、依頼者にラフ等を途中チェックをしてもらいつつ進めるパターンが一般的ですが、PBWは「Skeb」のように受注から納品まで依頼者のチェックなしで一直線です。
※納品申請時、運営によるセキュリティチェック等は入ります

ただし。相場は正直、Skebの方が圧倒的に上です。
そもそもPBWは運営により各商品の「基本料金」が設定・公開されています。
ここから各自の裁量で「上乗せ金額」を設定可能なサイトも多いですが、基本料金から大きく上げてしまう(例:1桁上)と発注自体が来ないこともあるでしょう。
吉井(CR)
1桁上だと商業案件クラスになってきますね。
企業が業務のために用意する予算と、個人が趣味のために用意できる予算の金額に差があるのは当然のこと。

だからこそ、運営は「個人が趣味のために出せそうな予算」を模索し、それを前提に基本料金を設定しているのだと思います。あとはアレです、慣習。
それでも、PBWクリエイターは楽しい。
(※もちろん個人の感想です)
吉井(CR)
先に述べた通り 「PBWクリエイター」という環境でしか味わえない独特の楽しみや高揚感がある。これが、他の環境ではなかなか得がたいというか…
  • エンドユーザーの感想(または活きのいい悲鳴)が伝わってきやすい
  • 需要が1か所のサイトにまとまっているので受注しやすい
  • 自分の作品が使われる様子を垣間見ることが出来る(ないこともある)
  • 自分の作品をきっかけにPCさんの設定が生えるのを見守るのが楽しい
  • クリエイター同士の連携や連作を楽しめる機会もある
例えばイラストレーターの場合、自分が納品したアイコンが交流で使用されているのを目撃したり、基本イラストを愛用していただいたり、そのPLさんの別PCでも発注してくださったり、誰かが個人企画したテーマに乗っかって連帯感を得たり…
吉井(CR)
何よりも納品後のPLさんの活きのいい悲鳴は最高の栄養です
ラウ(PL/PC)
活きのいい悲鳴、2度言った…
もちろん「嬉しい悲鳴」の場合です。
例えば商業のイラスト制作で担当さんやADさんから「はーー最高ですね!」なんてフランクな感想とか一般的にはありません。ビジネスマナーに則り、粛々と進めることがほとんど。(※たまに、そこそこフランクな担当さんもいます)

上でも述べた通り、商業案件はPBW相場より1桁上なのが一般的かと思います。
少なくても自分が今までこなしてきた案件はそうでした。企業なので予算はありますしね!

そう、金額だけ見れば商業案件の方がずっと良いものでしょう……
吉井(CR)
それでも、納品後の新鮮な悲鳴でしか
摂取できない栄養がこの世にはあるのです。
言い切りますとも。
吉井(CR)
この栄養の効果は人によって様々です。
噂では、いつもよりごはんをおいしく感じたり、外の空気が新鮮に思えたり、肌の色艶が良くなったり、老化が止まったり…えっ?
あくまで一例です。個人の感想、主張です。

ただ、クリエイターの多くは「反応」というものを栄養源にしていることが多い。
金銭は生きていくために必要ですが、充足感もまた、クリエイターとして活動していくための大事な栄養素だと思っています。

「PBW」はそれが格別に得やすい環境だなぁ…と、しみじみ実感します。
発注いただいたプレイヤーの皆様には改めてこの場で御礼申し上げます。
いつも本当にありがとうございます!
吉井(CR)
それと、商業では「実績公開NG」案件などもありますが、PBWで納品した作品については実績公開OKが一般的ですね。
そもそも納品物はクリエイター名と共に公式のギャラリーで掲載されます。

発注文に沿って、依頼された作品を仕上げる』という流れは、商業案件でも一緒なので、公開可能な実績を積み上げられるのはありがたく思います。
「発注内容を読み解いて形にできる」というアピールが可能になります。

つまり、何かしらの案件の打診を受けられる機会も広がります。
なるほど、ちょっとクリエイター登録してみたいかも…と思った、そこの貴方様。
各PBWサイトでクリエイター募集しているので、まずは覗いてみてはいかがでしょうか。
一部のサイトですが、ご紹介してみます。
サイト名募集クリエイター審査形態
アルパカコネクトマスター
イラストレーター
ライター
ボイスアクター
一次審査
フロンティアワークスライター
イラストレーター
一次審査
トミーウォーカーライター ※マスター
イラストレーター
一次審査
Re:versionゲームマスター(ライター)
ノベルマスター(ライター)
イラストレーター
ボイスアクター ※作曲のみも応募可
一次審査
二次審査
吉井(CR)
ちなみに最も審査が厳しいと評判なのは「トミーウォーカー」さんでしょうか。
僕が受けたのはずいぶん前で、その頃は多分そこまで厳しくなかった。
吉井(CR)
あ。もし「クリエイター登録もするけどPC参加もしたい(興味ある)」という人は募集要項や利用規約をあらかじめしっかり読んでおきましょう。
クリエイター登録した場合、PC参加は非推奨またはNGというサイトも

僕の知る限り、「アルパカコネクト」さんや「Re:version」さんはどちらも参加OKですが、念のためにご自身でも規約チェックしてみてくださいね。
また、トミーウォーカーさんの『第六猟兵』については、マスター/プレイヤーの垣根を取り払う、独自の面白いルールを採用しています。

さいごに

さて、長丁場になりすぎましたがここまでお読みいただいてありがとうございました!
ここまで読んで少しでもPBWの世界に興味を持ってもらえたら幸いです。
逆に、前のめり気味な説明に引かれてたらどうしようと思いつつ震えて次の記事がんばります。

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