
以上から、WebUI版でのローカル環境構築をチョイス
入れるのは「Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC 1111)」!
入れるのは「Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC 1111)」!
もくじ
WebUI(AUTOMATIC 1111)選択
2023年3月時点で、ざっくり下記の2パターンの手段があります。わけわからんままやったのでヒツジは両方のパターンを経験することになりました…
- オールインワン型のインストーラー
- Python/Git/CODA/WebUIと個別インストール
オールインワン型のインストーラー
Python/Git/CODA/WebUI 個別インストール

今なら断然、オールインワン型のインストーラー!
1フォルダ内でコンパクトに環境構築できるところもいい
(PythonやGitなども同フォルダ内にまとまってインストール)
1フォルダ内でコンパクトに環境構築できるところもいい
(PythonやGitなども同フォルダ内にまとまってインストール)
WebUI(AUTOMATIC 1111)インストール
ここからはあくまで自分の作業記録です。進め方は参照程度に…まずはこちらをGitHubからダウンロード。本家が用意されているインストーラ!
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/releases
インストーラーを使用
- インストールしたい場所で「sd.webui.zip」を展開
※ファイルパスに日本語を含まないよう、ドライブ直下などがお勧め。C:\やD:\など - 「run.bat」をダブルクリックして実行(少し時間が掛かる)
モデルファイル(必須!)
インストール完了を待つ間にでも必要な追加ファイル等の準備を進めます。モデルファイルの選択と使用はライセンスその他を確認の上、お好みのものを!
大別すると「二次元・イラスト系」と「リアル・実写系」の2系統。
私が参考にさせてもらったのはこちらのブログ記事です。
【随時更新】画像生成AIの主要な学習済モデルの配布先リンクまとめ
【2023年版】Stable Diffusion イラスト生成モデル紹介・一覧
【モデル例】Cinnamon Mix
- 下記から「Cinnamon_mix_fixed.safetensors」ダウンロード
https://huggingface.co/nuigurumi/cinnamon_mix/tree/main - 「インストール先\webui\models\Stable-diffusion」内に入れる
モデルファイルは必須。ライセンスその他を確認の上、お好みのものを!
VAEファイル(お好みで)
鮮やかさ等を反映してくれる補助ファイル的なもの。モデルファイルによってはVAE自体も内包していたり、最適なVAEを用意していたりもする(下記の画像参照)汎用的で人気が高いのは「kl-f8-anime2」あたり?


【VAE例】kl-f8-anime2
- 下記から「kl-f8-anime2.ckpt」ダウンロード
https://huggingface.co/hakurei/waifu-diffusion-v1-4/tree/main/vae - 「インストール先\webui\models\VAE」内に入れる
Negative Prompt(お好みで)
ネガティブプロンプト。生成時に避けたい要素を指定するもので、一般的によく指定されるワードを学習したファイル。モデルとの相性があるのでお好みでどうぞ。【Negative Prompt例】EasyNegative
- 下記から「EasyNegative.safetensors」ダウンロード
https://huggingface.co/embed/EasyNegative/tree/main
※2023/03/17 リンク先およびファイル名を修正 - 「インストール先\webui\embeddings」内に入れる
webui-user.batの編集
「set COMMANDLINE_ARGS=」の後ろに「–xformers –medvram」を追加。※グラボの性能が低い場合は「–medvram」を入れると安定しやすいらしい
※RTX30XX以上なら入れない方が安定する模様(なので、うちは外しました)
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --medvram
PythonやGitなどのパスは追加せず、空のままでOK!
その辺りは全て「environment.bat」が代行してくれる模様
※ちなみに「webui」と同階層の「system」にPython/Git等が入る

【追記】3/19、リサイズ中にエラーが出て
それを解消するために下記のコマンドに変更しました!
(GTX1XXX系なら「–medvram」も追加しておくと良さそう)
それを解消するために下記のコマンドに変更しました!
(GTX1XXX系なら「–medvram」も追加しておくと良さそう)
set COMMANDLINE_ARGS=--xformers --no-half-vae --disable-nan-check
WebUI(AUTOMATIC 1111)起動!

インストールが終わったらコンソール画面をいったん閉じ
改めてrun.batを起動!
(webui-user.batの方ではないので注意)
改めてrun.batを起動!
(webui-user.batの方ではないので注意)
※environment.batは各パスを記載したファイル等を収めていたvenvフォルダの代行?
~前略~
Running on local URL: http://127.0.0.1:7860
To create a public link, set `share=True` in `launch()`.
Startup time: ~後略~

上記のようなメッセージが出たら記載のローカルアドレス http://127.0.0.1:7860
にアクセス!(デフォルトのポート番号が7860っぽい)
にアクセス!(デフォルトのポート番号が7860っぽい)


こんな画面が出たら成功です、おめでとうありがとう!
WebUI(AUTOMATIC 1111)の設定
この辺りのカスタマイズは人によるので、お好みでどうぞ。ヒツジ式はこんな感じ。※わかりやすいよう、日本語化する前と後の名称を併記
設定(setting)タブ
- ファイル名のパターン(Images filename pattern)
[model_name]-[seed]-[sampler]
※完全に好み。「ファイル名のパターン」カーソルONで利用可能なタグが表示 - Stable Diffusion
Clip skip「2」
※これも完全に好み。2が多いみたいなので2にしてるだけという… - UI設定(User interface)>クイック設定(Quicksettings list)
【変更前】sd_model_checkpoint
【変更後】sd_model_checkpoint,sd_vae,CLIP_stop_at_last_layers
※こうすると「VAE」の切替や「Clip skip」の数値設定が楽になる
UI日本語化/バイリンガル化
記事の初回公開時はさくっと日本語化する方法を記述しましたが、英語UIのままで説明されているケースも多く、完全な日本語化もやや不便を感じることがあります。その中で何と「バイリンガル対応」してくれる拡張機能が! 以下、お好みでどうぞ。
いずれもインストール&適用方法はファイルDL先で記述されています。
- stable-diffusion-webui-localization-ja_JP(ファイルDL先)
翻訳済みの箇所を日本語に置き換えるタイプ。有志による翻訳が随時進行中。 - sd-webui-bilingual-localization(ファイルDL先)
英語と指定言語(日本語もあり!)のバイリンガル表示。日本語版の説明あり。
英語UIのままで機能などの説明がされてるケースも多いので、併記されている方がわかりやすいというメリットがある。(ヒツジはこちらに切り替えました)


上記は同時に使えないので(両方を有効にすると置換が優先)
1から2の手段に切り替える場合、
忘れずにUI設定のLocalizationを「None」に戻しておく!
1から2の手段に切り替える場合、
忘れずにUI設定のLocalizationを「None」に戻しておく!
拡張機能(Extension)タブ
- ControlNet(個人的に必須レベル)
- 拡張機能>URLからインストール>拡張機能のリポジトリのURL
https://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet - ControlNetのモデルデータDL
※control_canny-fp16、control_openpose-fp16などお好みで
https://huggingface.co/webui/ControlNet-modules-safetensors/tree/main
「インストール先\webui\extensions\sd-webui-controlnet」内に入れる - 設定(setting)タブ>ControlNet>Multi ControlNet「2」
※必須ではない。個人的には設定しておくと便利。
- 拡張機能>URLからインストール>拡張機能のリポジトリのURL
- OpenPose Editor(OpenPoseに必要な画像を手軽に作成)
拡張機能>拡張機能リスト>読込で一覧が出るので、右のInstallをクリック - a1111-sd-webui-tagcomplete(タグの変換予測ができる)
拡張機能>URLからインストール>拡張機能のリポジトリのURL
https://github.com/DominikDoom/a1111-sd-webui-tagcomplete

以下はここ最近で追加したものですが、多いので詳細は割愛!
「厳選!オススメ拡張機能」的な記事を近々用意予定。
紹介したいのがたくさんある…!
「厳選!オススメ拡張機能」的な記事を近々用意予定。
紹介したいのがたくさんある…!
- sd-webui-depth-lib(Controlnet用のdepthマップライブラリ)
- stable-diffusion-webui-wildcards(プロンプトでワイルドカードを使用可能に)
- sd-webui-cutoff(指定外要素への色移り防止)
- stable-diffusion-webui-daam(プロンプトの効果範囲をヒートマップで可視化)
- stable-diffusion-webui-rembg(背景を除去・透過)
- Config-Presets(プリセット設定の作成)
- stable-diffusion-webui-images-browser(生成画像ブラウザー)
- sd-webui-aspect-ratio-helper(アスペクト比を維持したスケール数値の補助)
「新しい拡張機能が話題になってるけど拡張機能リストに出てこない!」
いったん終了させ、webUIのアップデートを試してからリトライしてみる
「URLからインストール」を試してみる
ゴール!好きなだけ試してみよう!


なお、いったんインストール完了した後は
「sd.webui」フォルダごとディレクトリ移動しても問題なく稼働!
(PythonやGitも同梱状態&environment.batが相対パスで管理のため)
やったね、お疲れさまでした~!
「sd.webui」フォルダごとディレクトリ移動しても問題なく稼働!
(PythonやGitも同梱状態&environment.batが相対パスで管理のため)
やったね、お疲れさまでした~!
とりあえず入れてみる呪文
さぁ、好きに呪文(プロンプト)を唱えろ!と言われても…と思うので一例。プロンプト(Prompt)
1girl, best quality, super fine illustration, delicate and beautiful face and hairs
ネガティブプロンプト(Negative Prompt)
EasyNegative
個人的には「DPM++ SDE Karras」「DDIM」も好きです。モデルファイルのDLページでお勧めの設定が記載されてることが多いので、参考にしてみてください。

- AIイラスト呪文生成器(プロンプト向け)
- AIイラスト呪文生成器NP版(ネガティブプロンプト向け)
おまけ:webUI アップデートの仕方

今回のオールインワン型のインストーラーはとても便利で
run.batと同階層にある「update.bat」実行でOK!
アップデート項目があればそのままアップデートが適用され、
特に無ければ「Already up to date.」が表示されるだけ
run.batと同階層にある「update.bat」実行でOK!
アップデート項目があればそのままアップデートが適用され、
特に無ければ「Already up to date.」が表示されるだけ