和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ

和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ
ここ数年、じわじわと人気が出ているらしい「つまみ細工」は簪の飾り用として江戸時代から技術が受け継がれてきた手工芸。海外では「Kanzashi」と呼ばれて人気のようです。

小さな布片を切って、折りたたんで、形にしていく。
使われる布は一般的に「ちりめん」ですが、素材に縛りがあるわけではないので、皆さんそれぞれ好きな布で自由に作っているようです。海外ではサテンリボンで作る例も!

和紙でつくってみた経緯と感想

母と共通のインドア趣味を持ってみようかと誘い、始めてみたつまみ細工でしたが、布を裁つのが意外と大変で…その時にふと母が「和紙とかどうかな?」と言い出しました。

ググってみると、和紙で作ってる人もちらほらいらっしゃる…ということで試しに和紙で作成してみたら意外と手軽で楽しかったのです。
和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ
※実はこのカラーリング、鶴丸国永イメージ

柔軟で破れにくいため、意外と作りやすい

布なら自然と出る丸みが和紙では出にくいため、丸みのあるもので軽くしごく…などの工夫が必要ですが、丸つまみ風にも剣つまみ風にも作ることが出来ました。
ちゃんと二重つまみも可能です。たのしい。

紙なので接着しやすい

布よりも接着に必要な時間が短くて済みます。この辺が手軽さにつながるのかも。

材料が手に入りやすい

最近、手芸店は減少傾向にあるようで、うちの近所にも「ちりめん」を扱ってる店は1~2件あるかどうか。もちろんネットで購入すれば手っ取り早いんですが!

和紙だと今なら100均でも手に入りますし、文房具店なら地元には「蔦屋書店」という最強のスポットがあるので手軽です。何よりも「ちりめん」より安い…かな…って…
好きな色を取り揃えやすいのも嬉しいところ。千代紙の和紙で作ってもかわいいです!
和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ

実際に使用した材料はこちら

今回は下記の手漉き和紙を使っています。和綴じの豆本制作、箸袋、封筒づくりにも活躍しているお気に入りのセット。品質も素晴らしくて創作意欲を掻き立てられます! ペップ(花芯)は手作りする方法もあったのですが、きれいな金色が欲しかったのです。
(白は手持ちのものを使用。遠い昔、何かにハマって買っていたようです…)

和紙で作ったら何に使う?

個人的にはカードやギフトの飾りに使おうと思って作ってます。昨年末は紅白の和紙で作ってミニしめ飾りにもしました。我ながら満足な出来でしたが、しまいこんでるので写真が撮れない…出す機会があれば撮影してみたいと思います。
和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ
紙ならつまみ細工や封筒の自作、糸ならタッセル・巻玉・タティングレース…ちゃんと一つの作品に仕上げていきたいなと思います。
(上記の和紙つまみ細工や巻玉は友人用にちまちま作り続けているもの)

なお、かんざし等のアクセサリにするなら、やっぱり布の方がいいと思います。
布のつまみ細工は一時中断していたのでこちらも練習を再開したいです。

余談:ダイソー「つまみ細工キット」

最近ではダイソーで「つまみ細工キット」なるものが出ていて感無量!
思わず衝動買いした「剣つまみ」用のものは、ちりめん風のレーヨン生地とパール調ビーズがセットになっていました。(↓こちらです)
和紙でつくる「つまみ細工」も手軽で楽しい、というススメ
108円で材料が全て揃っているので、あとは道具を用意すればスタートできます。
布でも和紙でも楽しめる、そんな懐の深い「つまみ細工」デビューはいかがでしょう!